ASIN: B0001LNNES
EDITION:DVD
発売元:ブエナビスタ・ホームエンターテイメント
発売年月:2004/03/19
価格:1890円

ロイヤルテネンバウム一家の風変わりな面々に
ジーン・ハックマン
アンジェリカ・ヒューストン
ベン・スティラー
グウィネス・パルトロウ
ルーク・ウィルソン・・

一家を取り巻くこれまた不思議な人々には、
ビル・マーレー、ダニー・グローバー、
オーウェン・ウィルソン /彼は共同脚本・製作総指揮としても映画に関わっています
の俳優陣。

幼い頃天才と呼ばれたテネンバウムズ一家の3人の子供たち。周りの大人に天才としてもてはやされてきた彼等の 一癖も二癖もある人生の末にたどり着いた空虚な生活。 大人になった彼等はそれぞれの生活を送っていました。

苦しい現実から目をそらしていたり、辛い過去を乗り越えられずに生きている
テネンバウム一家の問題を浮き彫りにし、 向き合うようしむけたのは皮肉にも諸悪の根源、問題児、テネンバウム一家の主ロイヤル・テネンバウムでした。

不思議な雰囲気の漂う映画で心地よいリズムと間と映像がロック&フォークの懐かしいメロディと合わさってお伽話のような非日常の空気を醸し出していました。内容は明るいものではないのですが、ダークなコメディといった所でしょうか。淡々としているので、悲しさはそれほどありません。ただ、見ている人の心に一番ぴったりとハマるような、微妙な悲しさに形を変えて、心に届くようなそんな切なさはありました。

過去にしがみつき、本当は寂しいのにそれを認めず自分の問題から逃げているうちは、前に進めません。

長女マーゴはどうして指が1本ないのか。
長男チャスが常に赤いジャージを着ているのはなぜか。
次男リッチーは何故テニスチャンピオンの座から転落したか。

ロイヤルの人生は素敵だったと、誰もが思うでしょう。
最後には「ニヤリ」と切なく温かい気持ちで微笑む事でしょう。

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○ザ・ロイヤル・テネンバウムズ/The Royal Tenenbaums
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0001LNNES/nekotabihutat-22

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