ドッグヴィル プレミアム・エディション
2005年1月15日 映画
EDITION:DVD
発売元:ジェネオン エンタテインメント
発売年月:2004/07/23
価格:4935円
映画と言うより演劇に近い感じ。家や道路が線で区切られただけの大きな一つの空間で、話が進行する。そこにあるのは小道具だけ。ただ違うのは演劇では場転するごとにセットを転換するが、本作品ではカメラが切り替わるってとこかな。ギャングに追われるニコール・キッドマンを匿う小さな村での物語。観ているだけで閉塞感がものすごい重さでのしかかってくる。観終わった後に思わず感じてしまった爽快感に戸惑うものの、どう考えてもやはり、めちゃくちゃすっきりした。
村人が薄れ行く良心をまだかろうじて持っている時に覚えただろう不安と罪悪感が、観た後に感じた爽快感への戸惑いと同じではないかと思う。
「悪いと分かっているけれど、まぁ仕方がないな」
ニコール・キッドマン演じる女の最後の最後での心の推移。
かわいそうな人だ、と同情し人を許すことこそ傲慢なのか?
そして罪は罪なのだと考えるに至るまで。
日常で簡単に区別している善悪が、突然虚ろなものになってしまった気がして、目が回りそうだった。何が善で何が悪かというのは、とても主観的なのだ。勧善懲悪は時に偏った判断を下してしまう。村人と女とこの映画を観てる者たち、それぞれがジャッジしようと頭を捻らせてみても、いかに平等に決断を下せようか。
結局最後は自分のことを考えるのかなぁとぐるぐるした頭で思いました。
それにしてもこの不快感‥。でも不快感を含めてとても考えさせられた話でした。
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○ドッグヴィル
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002B5A5M/nekotabihutat-22/)
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<ホームページの更新履歴>
・ホームページTOPにメモ
発売元:ジェネオン エンタテインメント
発売年月:2004/07/23
価格:4935円
映画と言うより演劇に近い感じ。家や道路が線で区切られただけの大きな一つの空間で、話が進行する。そこにあるのは小道具だけ。ただ違うのは演劇では場転するごとにセットを転換するが、本作品ではカメラが切り替わるってとこかな。ギャングに追われるニコール・キッドマンを匿う小さな村での物語。観ているだけで閉塞感がものすごい重さでのしかかってくる。観終わった後に思わず感じてしまった爽快感に戸惑うものの、どう考えてもやはり、めちゃくちゃすっきりした。
村人が薄れ行く良心をまだかろうじて持っている時に覚えただろう不安と罪悪感が、観た後に感じた爽快感への戸惑いと同じではないかと思う。
「悪いと分かっているけれど、まぁ仕方がないな」
ニコール・キッドマン演じる女の最後の最後での心の推移。
かわいそうな人だ、と同情し人を許すことこそ傲慢なのか?
そして罪は罪なのだと考えるに至るまで。
日常で簡単に区別している善悪が、突然虚ろなものになってしまった気がして、目が回りそうだった。何が善で何が悪かというのは、とても主観的なのだ。勧善懲悪は時に偏った判断を下してしまう。村人と女とこの映画を観てる者たち、それぞれがジャッジしようと頭を捻らせてみても、いかに平等に決断を下せようか。
結局最後は自分のことを考えるのかなぁとぐるぐるした頭で思いました。
それにしてもこの不快感‥。でも不快感を含めてとても考えさせられた話でした。
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○ドッグヴィル
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