黒猫の三角/Delta in the Darkness
2005年3月21日 和書
ISBN:406273480X
書籍形体:文庫
著者:森 博嗣
出版社:講談社
出版年月:2002/07
価格¥730
Vシリーズ1作目。 Vシリーズというと、誰の頭文字だろうと思いますよね。主要な登場人物を見ると・・瀬在丸紅子(せざいまるべにこ)、保呂草潤平(ほろくさじゅんぺい)、小鳥遊練無(たかなしねりな)、香具山紫子(かぐやまむらさきこ)の4人。この4人の関係は一言で言うと麻雀仲間で、一言以上で言おうとすると原稿用紙一枚はすぐに埋まってしまうので省略です。
桜鳴六画邸に住む小田原静子のもとへ届いた1通の手紙。その地区ではここ数年の間にある決まった法則に乗っ取って1年に1度殺人事件が起こっていた。手紙は小田原静子が次のターゲットであることをほのめかしていた。探偵の保呂草とその手伝いをする小鳥遊、香具山は桜鳴六画邸に張り込む。別口で邸を訪れていた瀬在丸とその他面々の前で、やはり殺人は行われてしまった・・・
初めてこのシリーズを読んだわけなんですが・・お話が面白いとかつまらないとかそう言う部分ではなくて、何て言うんでしょうか。この作品全体の世界にものすご〜〜〜〜〜く違和感がありました。なんだかギクシャクした感じがず〜〜っと付きまとっていて、読んでいて落ち着きませんでしたね。読み終わった今ならそれが何故か説明する事ができますが、ここで説明するとこれから読む方に内容をバラしてしまう事になるので省きます。8作目(短編抜かして)までしかまだ読んでいないのですが、ある意味で1作目は異色の作品であると思います。前述した説明できない違和感による部分も大きいけれど、登場人物の人生や性格よりもお話の方に重点が置かれている・・からだと思いました。
現実の世界では初対面の人間の全てをいきなり知る事はできません。(そもそも何度会おうが、その人間の全ては知る事はできないか)初対面の時に穏やかな人だなぁと思っても、実は猫をかぶっていたのかも知れないし、初対面でたまたま機嫌が悪くて怒っていたから恐い人だと(本当は違うのに)思い込んでしまうかもしれませんし。段々イメージが出来上がるものですよね。人格は一つではないですけど、そういった断片的なイメージの固まりが人格として周りから認識されていく。この1作目ではあまりそういうった意味での登場人物の認識ができませんでした。だから新しい作品を読む度に「わぁ!この人、こういう事言ったりするのね」って驚きがいっぱいでしたね。登場人物全ての人物において、つかめない人ばかりでした。
感想がどんどんどんどん長くなってゆくぅ〜。このまま放っておいたら、大変な事になるので、感想キーワードで終わる事にします。「たこやき」と「理屈」と「洋題」かなぁ。「たこやき」は笑うポイントで「理屈」は苛立ち・納得のポイント、「洋題」は読み終わって納得・・ってますます抽象的(笑)
---------------------------------------
二年前位に読んだ際の感想を写しました。
○黒猫の三角
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/406273480X/nekotabihutat-22/)
書籍形体:文庫
著者:森 博嗣
出版社:講談社
出版年月:2002/07
価格¥730
Vシリーズ1作目。 Vシリーズというと、誰の頭文字だろうと思いますよね。主要な登場人物を見ると・・瀬在丸紅子(せざいまるべにこ)、保呂草潤平(ほろくさじゅんぺい)、小鳥遊練無(たかなしねりな)、香具山紫子(かぐやまむらさきこ)の4人。この4人の関係は一言で言うと麻雀仲間で、一言以上で言おうとすると原稿用紙一枚はすぐに埋まってしまうので省略です。
桜鳴六画邸に住む小田原静子のもとへ届いた1通の手紙。その地区ではここ数年の間にある決まった法則に乗っ取って1年に1度殺人事件が起こっていた。手紙は小田原静子が次のターゲットであることをほのめかしていた。探偵の保呂草とその手伝いをする小鳥遊、香具山は桜鳴六画邸に張り込む。別口で邸を訪れていた瀬在丸とその他面々の前で、やはり殺人は行われてしまった・・・
初めてこのシリーズを読んだわけなんですが・・お話が面白いとかつまらないとかそう言う部分ではなくて、何て言うんでしょうか。この作品全体の世界にものすご〜〜〜〜〜く違和感がありました。なんだかギクシャクした感じがず〜〜っと付きまとっていて、読んでいて落ち着きませんでしたね。読み終わった今ならそれが何故か説明する事ができますが、ここで説明するとこれから読む方に内容をバラしてしまう事になるので省きます。8作目(短編抜かして)までしかまだ読んでいないのですが、ある意味で1作目は異色の作品であると思います。前述した説明できない違和感による部分も大きいけれど、登場人物の人生や性格よりもお話の方に重点が置かれている・・からだと思いました。
現実の世界では初対面の人間の全てをいきなり知る事はできません。(そもそも何度会おうが、その人間の全ては知る事はできないか)初対面の時に穏やかな人だなぁと思っても、実は猫をかぶっていたのかも知れないし、初対面でたまたま機嫌が悪くて怒っていたから恐い人だと(本当は違うのに)思い込んでしまうかもしれませんし。段々イメージが出来上がるものですよね。人格は一つではないですけど、そういった断片的なイメージの固まりが人格として周りから認識されていく。この1作目ではあまりそういうった意味での登場人物の認識ができませんでした。だから新しい作品を読む度に「わぁ!この人、こういう事言ったりするのね」って驚きがいっぱいでしたね。登場人物全ての人物において、つかめない人ばかりでした。
感想がどんどんどんどん長くなってゆくぅ〜。このまま放っておいたら、大変な事になるので、感想キーワードで終わる事にします。「たこやき」と「理屈」と「洋題」かなぁ。「たこやき」は笑うポイントで「理屈」は苛立ち・納得のポイント、「洋題」は読み終わって納得・・ってますます抽象的(笑)
---------------------------------------
二年前位に読んだ際の感想を写しました。
○黒猫の三角
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/406273480X/nekotabihutat-22/)
コメント