ISBN:4758410038
書籍形体:単行本
著者:機本 伸司
出版社:角川春樹事務所
出版年月:2002/11
価格:¥1785
分からない用語が気になって前に進めないと読んでいて少し辛いかもしれません。物理が分かる方にとっては、詳しく論じられている宇宙の作り方における天才少女の模索も、違った視点で楽しめるのかなぁと少し羨ましく思いました。
阿呆みたいな疑問メモ:なぜこの世界は三次元なんだろう
○神様のパズル
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4758410038/nekotabihutat-22/)
書籍形体:単行本
著者:機本 伸司
出版社:角川春樹事務所
出版年月:2002/11
価格:¥1785
内容(「MARC」データベースより)自分を知るために宇宙を知りたいというテーマを元に「宇宙の作り方」を16歳の天才少女と主人公の男の子が追究します。といっても細かい論理を追求するのは天才少女で、男の子はエルキュール・ポワロにとってのヘイスティングスのような存在でしたが。的外れなことを言いつつ、天才少女に足りないひらめきをもたらすような存在です。私は物理のことを全く知りませんので途中で度々出てきた専門用語を伴う説明を完璧に理解できませんでしたが、分からないのをひとまず我慢して用語は用語として読めるのであれば、楽しめる話だと思いました。それというのも、突き詰めると力とモノに全てが帰結する自分探しの上での物理の限界をどう乗り越えるかに重点が置かれている気がしましたから。
「宇宙は作ることができるのか?」 究極の問題に、天才女子学生&落ちこぼれ学生のコンビが出す答えとは? 存在感ある人物像、壮大なテーマに真っ向から挑み、見事に寄り切った作品。第3回小松左京賞受賞作。
物理的に考えても理解できないことはある。そしてそれは、ほかの方法で理解するべきである。自分の生きる理由が見出せず道を見失っても、違う角度から見つめ直すことができれば、肩の力が抜けるほど簡単に美しく自分の気持ちや物事が収まるのかもしれません。ある一点からのみ物事を眺め絶望的だと決めつけて落ちて行くのは少し早いというか短絡過ぎるのかもしれません。(とはいってもついついいとも簡単に落ちていく自分もいるのですけど)
分からない用語が気になって前に進めないと読んでいて少し辛いかもしれません。物理が分かる方にとっては、詳しく論じられている宇宙の作り方における天才少女の模索も、違った視点で楽しめるのかなぁと少し羨ましく思いました。
阿呆みたいな疑問メモ:なぜこの世界は三次元なんだろう
○神様のパズル
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4758410038/nekotabihutat-22/)
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