ISBN:4062122146 単行本 京極 夏彦 講談社 2003/12/20 ¥2,100
江戸時代に出版された黄表紙などで人気を博したという妖怪「豆腐小僧」が、自らの存在理由を求めて旅をする。豆腐を載せた盆を手に、ただ立ちつくすだけの妖怪である自分は、豆腐を手放すと、ただの小僧になるのか、それとも消えてしまうのか。男女の色恋に赤面し、自分以外の妖怪におののいてしまう軟弱さにもかかわらず、胸に去来するの…


読書中。豆腐小僧のものを知らない加減が笑える。全体の雰囲気は派手じゃないけど、じわじわと笑いを誘う。豆腐小僧のおかしな話し方だとかかわいさに夢中になりつつ、気が付けば妖怪の歴史の勉強になっていて、妖怪とオカルトと幽霊とが混ざってしまったのはいつ頃の話なのか、妖怪とはどういうものであるか、などが妖怪の口を借りて説明されている。最終的には豆腐小僧のルーツにたどり着くことができるのだろうか?

今、豆腐小僧の父といわれている(らしい)見越し入道に会いにいくところを読んでいます

http://ntbooks.boo.jp/home.html
HP更新しました。一週間の献立1時間くらいかかってたてました‥

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