お風呂の愉しみ

2006年2月4日 和書
今日仕事から帰ると届いていたので、早速ご飯をつくって、デザート(同じく注文していたデザートのレシピ本を見て)を作った後に、読みはじめる。読んでひたすら読んで、大興奮。なんてステキなのぉ。すっごくうきうきしちゃって、今は深夜の1時半ごろなんですが、こんな時間までじっくりよみふけっちゃいました。毎日の楽しみが増えた感じ。しかも手作り石けんてば作ってから4〜6週間乾燥させないと使えないんだって!まだ作りはじめてないけど、「イヤー、そんなに待ちきれないー」とかいいながら、深夜石けんで一人興奮。

早速足りない材料を買いあつめ、明日から石けんづくりに挑戦だ。それからシャンプー、リンス、歯磨き、マウスウォッシュ、練り香水も。まず石けん、次に練り香水かなー。明日仕事いかないで一日専念していたい!
ISBN:4141892750 単行本 ポール・マクベイ 日本放送出版協会 2005/12 ¥998

この番組がとてもよかったので本も購入。私今まで気がつかなかったのだけど、この方(大西泰斗さん)の本持ってました。
率直な感想は、この番組は、使い分けに関しての外国人へのインタビューが一番良いと思っていたので、番組の良いところが半減されてる気がしました。
それでも日本語訳にすると、違いが分からない表現でも、きちんと使い分けの基準があるものだとか、通常の文法書だと分からない場所に手が届くのが良いと思います。なんとなく感覚で使用しているものにも、ちゃんと説明のつく理由があることに気が付くことができたり。
とても役に立ちそうです。
ISBN:4391617730 単行本 主婦と生活社 主婦と生活社 2003/11 ¥924

いろいろ用意しないでも、ホットケーキミックスだけで作れちゃう手軽さにひかれて注文。早く作りたいな。

お風呂の愉しみ

2006年2月2日 和書
ISBN:4870313782 単行本 前田 京子 飛鳥新社 1999/11 ¥1,575
外国旅行していて一番恋しくなるのは日本のお風呂、という人は多い。たっぷりしたお湯に身を浸すと、一日のどんな疲れも湯の中に流れていってしまう。でも、リラックスするためのお風呂なら、本当に体にいいものだけを使いたい。
北米やヨーロッパでは、自家製の石けんやシャンプーを作ることは伝統的な手工業として多くの家…
別に海外生活をするわけでもないので、日本のお風呂が特に恋しくなることもないけど、お風呂にゆっくりつかるのは好きだし、できるだけ楽しみたいと思う。石けんづくりや練り香水にも興味があるので、まずは入門書としてこの本を選んでみた。注文したばかりでまだ届いてはいないけど、読むのが楽しみ。
ISBN:4141876372 大型本 NHK出版 日本放送出版協会 2006/01 ¥500

家でたまにパンを作るから、基本的なことが分かる本が一冊欲しいと思って購入。まずは十分な種類のレシピがのっていて、基本的な作り方を覚えたらここから応用発展もさせられる感じ。で、よさそうです。
ISBN:4198616515 単行本 宮部 みゆき 徳間書店 2003/03/31 ¥1,680
異次元の世界テーラから地球へと、死刑囚たちが逃げ出した。彼らは地球人の夢の中に巣食い、やがて体を乗っ取ってしまう。ドリームバスターは、その脱走犯を捕らえテーラへ連れ戻すことを生業とする。地球の民を救うべく、いや、脱走犯の首にかかった賞金を手に入れるため、美少年シェンと屈強な師匠マエストロの名コンビが活躍する、SFフ…


…フ?

これから読みます。

今週読んだのは涼宮ハルヒの動揺と水柿助教授の逡巡。

枕草子REMIX

2006年2月1日 和書
ISBN:4103985046 単行本 酒井 順子 新潮社 2004/03/24 ¥1,470
読書中。枕草子とはこういう内容だったのかと今さらながら驚き、そして清少納言とは、なんだ普通の女の子じゃないのといななき。きっと清少納言が今の時代に生きていたら、ブログを書いていて、ランキングなんかに参加したりして、随筆部門で1位を獲得していただろうなと思った。
ISBN:4047914126 単行本 布施 由紀子 角川書店 2002/06 ¥2,100

読書中。ワトスン君が素直でかわいいですが、表紙の左の人物がワトソン君なのかしら・・。好み。
ISBN:4061820176
単行本(ソフトカバー)
二階堂 黎人
講談社
1998/09
¥1155

図書館への返却日だったので昨日の夜完結編を一気読みしました。朝起きたら目が充血していて、ややフォーカス能力低下ぎみ(ー’`ー;)シパシパ

ドイツ編、フランス編で記録された事件。その事件に目を付けた名探偵二階堂蘭子が行動を起こす探偵編。そして最後に人狼城の謎を含めた事件が解明される完結編。全部で原稿用紙四千枚強あったようです。私は普段あとがきのたぐいを読まないのですが、今回この作品では、「むむ?」と結末を疑問に思ったので、作者によるあとがきを読みましたところ世界で一番長い本格推理小説と書いてありました。

うー、確かに長かったけれど、だらだらとした中だるみ感はそれほど感じませんでしたね。ただ図書館への返却日が迫っており、途中で通信の課題提出も挟んでおり、ほかにも読みたい本があり、見たいDVDもあり‥「いっそ読みはじめなければよかった」と一度だけ思ってしまったことを白状します。

怪奇SF小説ともいえるドイツフランス編の事件に対しても、完結編で納得のいく結末を迎えました。けれどもXファイルのように、結末のうちある部分に関しては、「科学的に説明のつく結論」と「科学では説明できない結論」のどちらともとれるような余韻がありました。そして余韻はさらなる広がりを見せる予感へと姿を変えていきました。あとがきには二階堂蘭子シリーズは10部で完結予定と書いていましたし、最終10作目のプロットには既出の作品で張られた伏線が関係してくるそうですし。

読書中に日記の方で読書メモを書いていたのですが、その通り、名探偵二階堂蘭子と周りの人々の差が大きすぎる気が完結編でもしました。おそらく蘭子の推理に対する周りの反応の所為でしょう。蘭子の台詞をおうむ返しにした大げさともいえる驚き方が少々気になりました。やっぱりコナンくんでのおっちゃんとメグレ警部だわってちょっと笑ってしまいました(笑)

ハーメルンの笛吹き伝説、ナチスの実験、占星術、宗教的なこと‥作品で関係した多くの出来事にも興味をひかれました。完結編の最後に載っていた多くの参考文献をメモしたのでいつか機会があれば読んでみようと思います。作品中で取り上げられた諸説は、上記であげた、それぞれの出来事の数多ある解釈のうちの一つだと思いますから、自分でも確かめてみたいです。いつか‥。
ISBN:4061819968 単行本(ソフトカバー) 二階堂 黎人 講談社 1998/01 ¥1,050

現在読書中。これが終わればあと完結編を残すのみとなりました。600ページの書籍2冊がそれぞれ事件編で、三冊目の探偵編でようやく探偵が事件を解き明かす段階です。おそらく四冊目の完結編を読まないと真相が明らかにならないのでしょう。なんて壮大な推理小説なんだ。

中学生の頃クリスティの五匹の子豚を読んだ時、なかなかポワロが出てこないので焦れったかった記憶がありますが。其の比ではないですね。

相変わらず日記はこちらで更新しています。
http://ntbooks.boo.jp/
ISBN:4163186603
単行本
池田 真紀子
文芸春秋
1999/09
¥1950
”ここ”とはどこだね、アメリア?
君は私の脚であり、目でもある。忘れないでもらいたいね
[ボーンコレクターより引用]

⇒ ボーンコレクターの読後メモ。鑑識で集めた手がかりをもとにプロファイリングをして、故意に残された偽の証拠とか真実の証拠等の大小様々な証拠を分析して、犯人へつながる道を探していく。科学的に、ポワロでいう灰色の脳細胞を使って論理的に犯人を追跡する過程がおもしろかった。

作品中詳しく描かれている、現場から証拠を採取する鑑識のシーンでは鑑識方法などの技術を楽しむほかに、リンカーン・ライムとアメリア・サックスのやりとりも重要な要素となっている。物理的に接触するわけでもないのに、自宅のライムと現場のサックスの距離は離れているのに、とても近くに感じるのだ。そしてどんなラブシーンよりも親密さが漂う。信頼感や不思議な親密さを感じさせることだけでも、二人の鑑識が作品にはなくてはならないと思った。そして多分この二人の鑑識が、どこかで読んだわけでもなく私の単なる推測だから本当のところはよくわからないけど、このシリーズが人気を博し5作目まで続いた理由だと感じた。

鑑識をし証拠を集め分析し推測し犯行が進み、再び鑑識をし分析し推測し‥と続き、確かに得たヒントから論理的に真相へ近付く様は、論理パズルを解いているようで楽しいのだが、それだけではいささかクイズ的な味気なさに飽きてしまっていただろう。でもそこにライムとサックスの関係や魅力的な登場人物、犯罪の不可思議さが加わってとてもバランスが良くなっている。

本作品で感じたことを少し。犯罪を重ねる犯人の動機は理解できたが、重ね方には少しだけ違和感を感じた。思考のトレースが徐々に最後に近付くにつれ論理的に思えないというか、まぁ論理的なのだろうけどちょっとそのトレース無理矢理感が否めないわってよく考えると思えたのだが、そういうことを差し引いても余りある面白さだったし、私はそこを無視してこのシリーズを愛せるわってかんじでした。シリーズ全部読むの決定!
⇒ ボーンコレクター
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163186603/nekotabihutat-22
ISBN:4163233202
単行本
恩田 陸
文藝春秋
2004/09/25
¥1950
夏の名残りの薔薇は三分の一まで読んだ。ようやく読書の波に乗った感じ。いつも一気に読んでしまう恩田陸ではめずらしい傾向。

夏の名残りの薔薇読了。半分まで読んでようやくストーリーの法則が分かった。初めから不思議な雰囲気だと思っていたけれど最後まで不思議で、狐につままれたような感じ。私は本当にこの小説を読んだのだろうか。少しずつ頭の中で組立てられた物語が終りまで来たところで全てDeleteされてしまったみたい。ここ(頭を指差しながら)に今もはっきりと記憶されている物語、「夏の名残りの薔薇」は幻なのだろうか。‥などとちょっぴり芝居がかってみたりして。小説だけど映画を観ているようでしたね。

2005/01/15〜16読書めもより

現在http://ntbooks.boo.jp/diary/
にあっちこっちメモみたいに散乱した過去ログを移しつつ日記書いています。

うつろな男の死

2005年4月3日 和書
ISBN:4488283012
書籍形体:文庫
著者:キャロライン・グレアム
訳者:浅羽 莢子
出版社:東京創元社
出版年月:1993/06
価格:¥945
細切れに読むべきでなくいっぺんに読むべきだった


⇒ 100頁くらいまで散々文句を言っていたのが嘘のように後半は読書の波に乗れた。あれだけ気になっていた登場人物、地名に比喩の片仮名もまるで気にならず、登場人物のキャラクターに愛着を持ち読むことができた。アマデウスの劇中に何かが起こることは端から予測していたけれども、劇中の慌ただしさに客席と演出家の反応にちょっとしたトラブルが相俟って想像以上に迫力のある場面が創りあげられており、それに夢中になっていた。舞台の魅力が読書の波に乗せてくれたのかもしれない。

滑稽なまでに偉大さを強調する演出家のハロルドが途中から可愛くて可愛くて仕方がなかった。なんという純真さだろうと思ったのだが、果たしてこの可愛さはやはり或る意味で確かに純真無垢さの象徴でもあった。

それからティムとエイブリーのゲイカップルも魅力的に描かれていた。(私のたとえはいつも古いな)Xファイルでは毎回モルダーとスカリーの間にある男と女の愛情以上の家族の愛情とも違う、なんていうかとにかく愛情を感じるのだが、物理的な距離が縮まらず世界中の人々を焦らしていた。手すら握らない、キスなんてもってのほかだった故に二人が少しでも近付くと、そこにものすごい愛情を感じ取ることができたのだ。登場人物がキスを何度もしてれば、そのうちキスに高ぶる愛情を感じ難くなる。本の挨拶程度にしか見えなくなる。普段触れあうことのない二人だからこそ初めてのキスシーンで、ただのキスでこれほどまでに深い愛情を表現できるのだと圧倒されたのだ。それと同じような感覚を愛らしいティムとエイブリーにも感じ、物理的な接触場面など一つもなかったのに滲み出る想いが伝わってきたのだ。

さらにディアドリと父親の関係には胸を裂かれる様な痛みを感じた。父親の病気を言葉にして認めることを避けている彼女の前に、目を逸らすことの出来ない現実が突き付けられる場面が印象的で、夜の静けさが不安を増大させた。この病院でのシーンは、父親の病気を言葉にすることさえ出来なかった、言葉にすることで父親の病気が現実のものとなってしまうことを恐れているかのような、逆をかえせば「言葉にさえしなければ父親の病気は存在しないのだ」とでも思っているようなディアドリには、残酷なまでに暴力的な真実を言葉よりも先に、目の前にある現実として突き付けてしまったのである。それでもどんなに残酷であっても、そのおかげでようやく彼女は現実と向き合うことができたのだ。

ほかにももちろん魅力的な人物ばかりで、目にとまる文章も多くあった。ミステリとしても楽しめる要素、例えば最後までミスリーディングするような展開や、思いもよらないことなど。ひとつだけ読み落としたのか分からないことがある。それはニコラスが見たものはなんだったのか。
ISBN:4524217819
単行本(ソフトカバー
藤山 秋左夫
南江堂
1999/02
¥8400
20歳の頃買った本。奮発したなぁ。名前の通り細胞レベルでの生物のお話です。私は専門家ではないので、詳しい事は全く説明できませんが、面白いです。細胞はこんな風にエネルギーを使っているのかと思いながら、小さな小さな毛穴よりもっと小さなところに意識が集中してゆく感じがします。DNAの構造(なぜらせん形じゃなくちゃいけないのか?とか)、たんぱく質の働きなどや遺伝子の事も、たくさんたくさんかいてあります。(700ページくらい)全部は読んでいませんが、興味のあるところや疑問に思ったところを適当に開いて読んでます。

○Essential細胞生物学

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4524217819/nekotabihutat-22/

神様のパズル

2005年3月24日 和書
ISBN:4758410038
書籍形体:単行本
著者:機本 伸司
出版社:角川春樹事務所
出版年月:2002/11
価格:¥1785
内容(「MARC」データベースより)
「宇宙は作ることができるのか?」 究極の問題に、天才女子学生&落ちこぼれ学生のコンビが出す答えとは? 存在感ある人物像、壮大なテーマに真っ向から挑み、見事に寄り切った作品。第3回小松左京賞受賞作。
自分を知るために宇宙を知りたいというテーマを元に「宇宙の作り方」を16歳の天才少女と主人公の男の子が追究します。といっても細かい論理を追求するのは天才少女で、男の子はエルキュール・ポワロにとってのヘイスティングスのような存在でしたが。的外れなことを言いつつ、天才少女に足りないひらめきをもたらすような存在です。私は物理のことを全く知りませんので途中で度々出てきた専門用語を伴う説明を完璧に理解できませんでしたが、分からないのをひとまず我慢して用語は用語として読めるのであれば、楽しめる話だと思いました。それというのも、突き詰めると力とモノに全てが帰結する自分探しの上での物理の限界をどう乗り越えるかに重点が置かれている気がしましたから。
物理的に考えても理解できないことはある。そしてそれは、ほかの方法で理解するべきである。
自分の生きる理由が見出せず道を見失っても、違う角度から見つめ直すことができれば、肩の力が抜けるほど簡単に美しく自分の気持ちや物事が収まるのかもしれません。ある一点からのみ物事を眺め絶望的だと決めつけて落ちて行くのは少し早いというか短絡過ぎるのかもしれません。(とはいってもついついいとも簡単に落ちていく自分もいるのですけど)

分からない用語が気になって前に進めないと読んでいて少し辛いかもしれません。物理が分かる方にとっては、詳しく論じられている宇宙の作り方における天才少女の模索も、違った視点で楽しめるのかなぁと少し羨ましく思いました。

阿呆みたいな疑問メモ:なぜこの世界は三次元なんだろう

○神様のパズル
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4758410038/nekotabihutat-22/
ISBN:4061823752
書籍形体:新書
著者:辻村 深月
出版社:講談社
出版年月:2004/06/08
価格:¥819
ある雪の日、学校に閉じ込められた男女8人の高校生。どうしても開かない玄関の扉、そしてほかには誰も登校してこない、時が止まった校舎。不可解な現象の謎を追ううちに彼らは2か月前に起きた学園祭での自殺事件を思い出す。しかし8人は死んだ級友の名前が思い出せない。死んだのは誰!?誰もが過ぎる青春という一時代をリアルに切なく描いた長編傑作!
講談社ノベルス裏表紙より引用

リンクさせていただいている方のレビューを読んで読みたかった作品。これは読む前にわくわく高揚期待していた通りに面白く、内容に関しては予想を超えたものがありました!読書中に恩田陸の作品を初めて読んだときのようだと思ったのは、多分何を恐れているのか分からないけれど確かに何かを恐れているという漠然とした恐怖とその存在に感じるそこはかとない悪意の所為だと思う。『何が分からないか分からない』『何が違和感の元なのか、間違っているのか分からない』というのは、恐怖の対象がはっきりしている時よりもずっと恐ろしいことだ。その証拠に恐怖は前半を過ぎ事態が徐々に明らかになるにつれ、胸を裂く切なさへと姿を変える。8人の高校生それぞれが1人の人間として抱える現実の重さや苦しみが伝わってきて、胸にチクリと懐かしい痛みを覚えた。

いったい誰が自殺をしたのか、なぜ8人は校舎から出られないのか、

なぜ8人なのか、なぜ自殺したクラスメイトを思い出せないのか。様々ななぜが頭に渦巻く。特定の記憶が失われ異常な状況に足留めをされる束縛感から生まれる恐怖と緊張がミステリとしては面白かった。全てカードは出揃いました。さていったいどういうことなのでしょうと云うような、正確にはこのような文面ではなくネタバレを防ぐために抽象的にしているが、挑戦状らしきものもあり、謎解きファンには嬉しいかも?

ミステリとしてだけでなく、学校生活で生じる人間関係のトラブルやいじめ、自殺等にも向き合っている為謎解き以外にも考えるところがあった。「そんなことで」と他人が思うことで、人間はいとも簡単に追いつめられてしまう。「そんなことで」と思って行動していることが、どうしようもなく他人を傷付け追い込んでいる可能性もあるのだ。誰かにとって何でもない言葉は違う誰かにとって凶器になりえる。自分が他人の発した他愛のない言葉で傷付くこともあるけれど、同じように私の何でもない言葉で誰かを傷付け、どうしようもなく悲しくさせてしまっていたら、そしてそれに気付かずにいたら‥悲しいことだと思った。(似たようなことを前の日記ねこたびふたたびに書いたような気がする)

○冷たい校舎の時は止まる (上)
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061823752/nekotabihutat-22/)

追記:似たようなことと思って探した記事。
http://oneijinusi.exblog.jp/168443/
日記を読み返すのって面白い。1999年頃友達としてた交換日記もたまに読み返すと面白い。
ISBN:4274062155
書籍形体:単行本(ソフトカバー)
著者:高橋 智子
出版社:オーム社
出版年月:1998/03
価格:¥1575

二十歳の頃尾道へ旅行した際、本屋で立ち読み‥というよりテーブルと椅子があったので座り読みをして内容もよく分からないのに大変気に入りまして、東京に戻ってから池袋のジュンク堂で購入したという本。意味が分からないのに何度読んでも面白いと思うのは私だけかもしれない。

旅行先でも本屋に寄り、(地元で買えばいいものを)しこたま本を買い込んで帰りの荷物が重くなるのがお決まりです。
○量子の国のアリス
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4274062155/nekotabihutat-22/)

神様のパズル

2005年3月21日 和書
ISBN:4758410038 単行本 機本 伸司 角川春樹事務所 2002/11 ¥1,785

弟から拝借。でも今日は読書しないで、天気も良いし仰々しいカメラ片手に散歩に行ってきますー。「冷たい校舎の時は止まる」読了。




散策から帰ってきて日記だけ更新しました(^_^)
○にっき
(http://d.hatena.ne.jp/oneijinushi/)
ISBN:406273480X
書籍形体:文庫
著者:森 博嗣
出版社:講談社
出版年月:2002/07
価格¥730
Vシリーズ1作目。 Vシリーズというと、誰の頭文字だろうと思いますよね。主要な登場人物を見ると・・瀬在丸紅子(せざいまるべにこ)、保呂草潤平(ほろくさじゅんぺい)、小鳥遊練無(たかなしねりな)、香具山紫子(かぐやまむらさきこ)の4人。この4人の関係は一言で言うと麻雀仲間で、一言以上で言おうとすると原稿用紙一枚はすぐに埋まってしまうので省略です。

桜鳴六画邸に住む小田原静子のもとへ届いた1通の手紙。その地区ではここ数年の間にある決まった法則に乗っ取って1年に1度殺人事件が起こっていた。手紙は小田原静子が次のターゲットであることをほのめかしていた。探偵の保呂草とその手伝いをする小鳥遊、香具山は桜鳴六画邸に張り込む。別口で邸を訪れていた瀬在丸とその他面々の前で、やはり殺人は行われてしまった・・・

初めてこのシリーズを読んだわけなんですが・・お話が面白いとかつまらないとかそう言う部分ではなくて、何て言うんでしょうか。この作品全体の世界にものすご〜〜〜〜〜く違和感がありました。なんだかギクシャクした感じがず〜〜っと付きまとっていて、読んでいて落ち着きませんでしたね。読み終わった今ならそれが何故か説明する事ができますが、ここで説明するとこれから読む方に内容をバラしてしまう事になるので省きます。8作目(短編抜かして)までしかまだ読んでいないのですが、ある意味で1作目は異色の作品であると思います。前述した説明できない違和感による部分も大きいけれど、登場人物の人生や性格よりもお話の方に重点が置かれている・・からだと思いました。

現実の世界では初対面の人間の全てをいきなり知る事はできません。(そもそも何度会おうが、その人間の全ては知る事はできないか)初対面の時に穏やかな人だなぁと思っても、実は猫をかぶっていたのかも知れないし、初対面でたまたま機嫌が悪くて怒っていたから恐い人だと(本当は違うのに)思い込んでしまうかもしれませんし。段々イメージが出来上がるものですよね。人格は一つではないですけど、そういった断片的なイメージの固まりが人格として周りから認識されていく。この1作目ではあまりそういうった意味での登場人物の認識ができませんでした。だから新しい作品を読む度に「わぁ!この人、こういう事言ったりするのね」って驚きがいっぱいでしたね。登場人物全ての人物において、つかめない人ばかりでした。

感想がどんどんどんどん長くなってゆくぅ〜。このまま放っておいたら、大変な事になるので、感想キーワードで終わる事にします。「たこやき」と「理屈」と「洋題」かなぁ。「たこやき」は笑うポイントで「理屈」は苛立ち・納得のポイント、「洋題」は読み終わって納得・・ってますます抽象的(笑)
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二年前位に読んだ際の感想を写しました。
○黒猫の三角
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/406273480X/nekotabihutat-22/)
ISBN:4061837168
書籍形体:文庫
著者:遠藤 周作
出版社:講談社
出版年月:1986/05
価格:¥336
中学生の頃初めて読んだのですが面白いと思いました。男が美貌の未亡人に翻弄される話です。彼女には不思議な魅力があって、関わった男たちは皆人生を狂わされていきます。彼女は人間の中に潜む欲望・願望を見つけ出し導いていくのです。殺人を犯すものもいれば自殺願望を見破られるものもいる。主人公の男性はどんどん追い詰められていきます。当時これを読み衝撃を受けまして何度も読みました。自分にはどんな願望が潜んでいるのだろう・・と恐怖も感じました。
○悪霊の午後
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061837168/nekotabihutat-22/)

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