ISBN:4101250219
書籍形体:文庫
著者:伊坂 幸太郎
出版社:新潮社
出版年月:2003/11
価格:¥660
リンクさせていただいている方のレビューを読んで読みたかった作品。読了。内容は全く違うけれど『ドッグヴィル』を見た時に罪悪感を感じつつ味わってしまった爽快感をこの作品では臆面もなくむしろ積極的に感じていた。『人が人を裁けるのか』なんて論ずるつもりもないが、爽快感を感じた私は心の中で登場人物を裁いていたんだと思う。
様々な意味で綺麗な物語だった。作品中で単純化されたカオスの論理が多々出てくる。読者の視点でこの小説を眺めた時にこの物語はカオスの論理だと思うことが、作中でしきりに名探偵の役割を説いていた伊藤の上に自分が存在することの傍証だと思った。ネタバレになるかな‥。星空の下で自転車をこぐ場面があって、私はベッドに横になって読んでいた。
○オーデュボンの祈り
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101250219/nekotabihutat-22/)
書籍形体:文庫
著者:伊坂 幸太郎
出版社:新潮社
出版年月:2003/11
価格:¥660
コンビニ強盗に失敗し逃走していた伊藤は、気付くと見知らぬ島にいた。江戸以来外界から遮断されている”荻島”には、妙な人間ばかりが住んでいた。嘘しか言わない画家、「島の法律として」殺人を許された男、人語を操り「未来が見える」カカシ。次の日カカシが殺される。無惨にもバラバラにされ、頭を持ち去られて。未来を見通せるはずのカカシは、なぜ自分の死を阻止出来なかったのか?文庫裏表紙より
リンクさせていただいている方のレビューを読んで読みたかった作品。読了。内容は全く違うけれど『ドッグヴィル』を見た時に罪悪感を感じつつ味わってしまった爽快感をこの作品では臆面もなくむしろ積極的に感じていた。『人が人を裁けるのか』なんて論ずるつもりもないが、爽快感を感じた私は心の中で登場人物を裁いていたんだと思う。
様々な意味で綺麗な物語だった。作品中で単純化されたカオスの論理が多々出てくる。読者の視点でこの小説を眺めた時にこの物語はカオスの論理だと思うことが、作中でしきりに名探偵の役割を説いていた伊藤の上に自分が存在することの傍証だと思った。ネタバレになるかな‥。星空の下で自転車をこぐ場面があって、私はベッドに横になって読んでいた。
夜空を見上げながら、足を動かしていると、そのまま飛んでいってしまうような錯覚がした。魔法の言葉のようだった。突然狭い部屋の低い天井が星空になって、自転車を漕いでいる私は自転車ごと空へ浮かび上がった。E.T.を自転車に乗せて逃げるシーンのように。小説って凄い。これだけ多くのものが書かれていても、多くの作品を読んでいても、まだ新しい感覚が味わえるのだと感激した。例えばこの小説がろくでもないものだとしても(実際はすばらしかったですよ)この一場面を読んだだけで小説との出会いに感謝してしまう程だった。
○オーデュボンの祈り
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101250219/nekotabihutat-22/)
ISBN:4163659404
書籍形体:単行本
著者:土屋 賢二
出版社:文藝春秋
出版年月:2004/05/27
価格:¥1365
週刊文春連載コラム「棚から哲学」がまとめられたのが本書です。土屋賢二節炸裂ですね。癖のある土屋賢二節が好きになれない人はこの著者のどの作品も受け付けないと思います。でも私は土屋賢二節が大好きなので本書もとても楽しめました。読書は読み手の状態によって、受け取るメッセージが異なりますよね。そのときの状態を反映する鏡のような作用があるかなと思います。意識的無意識的に読書時に汲み取りたい何かを文章の中から拾い上げていきます。何を受け取ったのかによって、自分の心は何に奪われているのかが分かるのです。良いメッセージも悪いメッセージも鬱々とした気分になる小説も自分の精神状態によって、いくらでも変化しますよね。(そんな感じの日記を以前書いたのですが[http://oneijinusi.exblog.jp/168829 2004-04-17「ねこたびふたたび」)
土屋賢二の本を読むと必ず最低一つは、目にとまる‥というかそれは当たり前ですね。心に留まる言葉が出てくるのです。その言葉自体が万人にとって含蓄のある言葉なのかもしれませんが、もしかしたら今この時の自分以外は選ばなかったであろう言葉なのかも。半年後の私は選ばなかったかもしれない。読む方が生きている故の現象だけれど、まるで「読書」自体が変化を遂げる生き物みたいねーって思ったのでした。
○簡単に断れない。
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163659404/nekotabihutat-22/)
書籍形体:単行本
著者:土屋 賢二
出版社:文藝春秋
出版年月:2004/05/27
価格:¥1365
メンツというものは何度もつぶれると、人間性を変えるものである。(1)批判を避けるために理解不可能な言葉を使うようになるタイプもあれば、(2)冗談でごまかす態度を身につけるタイプもいる。また、(3)批判されるたびに怒り、批判を許さない雰囲気を作るタイプもいる(わたしの妻がそうだ)。『尊敬されない方法(1)』本書62ページ5行目より引用
週刊文春連載コラム「棚から哲学」がまとめられたのが本書です。土屋賢二節炸裂ですね。癖のある土屋賢二節が好きになれない人はこの著者のどの作品も受け付けないと思います。でも私は土屋賢二節が大好きなので本書もとても楽しめました。読書は読み手の状態によって、受け取るメッセージが異なりますよね。そのときの状態を反映する鏡のような作用があるかなと思います。意識的無意識的に読書時に汲み取りたい何かを文章の中から拾い上げていきます。何を受け取ったのかによって、自分の心は何に奪われているのかが分かるのです。良いメッセージも悪いメッセージも鬱々とした気分になる小説も自分の精神状態によって、いくらでも変化しますよね。(そんな感じの日記を以前書いたのですが[http://oneijinusi.exblog.jp/168829 2004-04-17「ねこたびふたたび」)
土屋賢二の本を読むと必ず最低一つは、目にとまる‥というかそれは当たり前ですね。心に留まる言葉が出てくるのです。その言葉自体が万人にとって含蓄のある言葉なのかもしれませんが、もしかしたら今この時の自分以外は選ばなかったであろう言葉なのかも。半年後の私は選ばなかったかもしれない。読む方が生きている故の現象だけれど、まるで「読書」自体が変化を遂げる生き物みたいねーって思ったのでした。
○簡単に断れない。
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163659404/nekotabihutat-22/)
ISBN:4488104118
書籍形体:文庫
著者:エラリー・クイーン
訳者:井上 勇
出版社:東京創元社
出版年月:2000/00
価格:¥609
国名シリーズ七作目ですが、私はといえば国名シリーズ初体験。異常な状況に閉じ込められ身動きができなくなってしまう状況、例えば連絡手段の断たれた孤島、ひどい吹雪で断線如何なる道も通行不能の雪山など、今まで読んだ推理小説で幾多も登場した閉鎖空間の中で、今回この作品で描かれた異様な状況というのはとても新しく感じた。閉鎖空間から脱出できないことが生命の危機に繋がるのだ。殺人事件そのものよりもそちらの緊迫感が非常に面白かった。手に汗握る状態と殺人事件が並行していく。面白かった。
エラリー父子って色気があるなぁって思った。ストーリーとは関係ないですけど、父子のやりとりに艶っぽさを感じたのは私だけ‥?動作仕草がしなやかな印象なんですよね。ボーイズラブ(中年ラブ?)のような意味合いでの艶じゃないと思うのだけど、上手く表現できません。言えば言うほど中年ラブみたいに聞こえるのは私の表現力の問題です。
○シャム双子の謎
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4488104118/nekotabihutat-22)
書籍形体:文庫
著者:エラリー・クイーン
訳者:井上 勇
出版社:東京創元社
出版年月:2000/00
価格:¥609
国名シリーズ七作目ですが、私はといえば国名シリーズ初体験。異常な状況に閉じ込められ身動きができなくなってしまう状況、例えば連絡手段の断たれた孤島、ひどい吹雪で断線如何なる道も通行不能の雪山など、今まで読んだ推理小説で幾多も登場した閉鎖空間の中で、今回この作品で描かれた異様な状況というのはとても新しく感じた。閉鎖空間から脱出できないことが生命の危機に繋がるのだ。殺人事件そのものよりもそちらの緊迫感が非常に面白かった。手に汗握る状態と殺人事件が並行していく。面白かった。
エラリー父子って色気があるなぁって思った。ストーリーとは関係ないですけど、父子のやりとりに艶っぽさを感じたのは私だけ‥?動作仕草がしなやかな印象なんですよね。ボーイズラブ(中年ラブ?)のような意味合いでの艶じゃないと思うのだけど、上手く表現できません。言えば言うほど中年ラブみたいに聞こえるのは私の表現力の問題です。
○シャム双子の謎
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4488104118/nekotabihutat-22)
ISBN:4101100012
書籍形体:文庫
著者:小川 未明
出版社:新潮社
出版年月:1961/11
価格:¥460
教訓めいているようなそうでないような、読後に不思議な浮遊感を感じました。童話の世界に導かれるまま入り込んだものの、突然置いてきぼりをくらって取り残されてしまったかのようです。小川未明の作品には優しさと冷たさが同居していました。それから全体の印象ですけど常に余韻を持たせ読む者を結末に残し、そこから先の道はそれぞれに選ばせてい感じ?福
私が好きだなと思った作品は「野ばら」「月夜と眼鏡」「大きなかに」「殿さまの茶わん」「牛女」「金の輪」「小さい針の音」「二度と通らない旅人」かな。その中でも「月夜と眼鏡」は大変美しい物語でしたね。読了後に解説、坪田譲治による小川未明像を読むとほのぼのした気持ちになりました(笑)
○小川未明童話集
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101100012/nekotabihutat-22 )
書籍形体:文庫
著者:小川 未明
出版社:新潮社
出版年月:1961/11
価格:¥460
教訓めいているようなそうでないような、読後に不思議な浮遊感を感じました。童話の世界に導かれるまま入り込んだものの、突然置いてきぼりをくらって取り残されてしまったかのようです。小川未明の作品には優しさと冷たさが同居していました。それから全体の印象ですけど常に余韻を持たせ読む者を結末に残し、そこから先の道はそれぞれに選ばせてい感じ?福
私が好きだなと思った作品は「野ばら」「月夜と眼鏡」「大きなかに」「殿さまの茶わん」「牛女」「金の輪」「小さい針の音」「二度と通らない旅人」かな。その中でも「月夜と眼鏡」は大変美しい物語でしたね。読了後に解説、坪田譲治による小川未明像を読むとほのぼのした気持ちになりました(笑)
○小川未明童話集
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101100012/nekotabihutat-22 )
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ぼくはめいたんてい (3)?なくなったかいものメモ
2005年3月13日 和書
ISBN:4477162138
書籍形体:単行本
著者:マージョリー・W・シャーマット
絵:マーク・シマント
出版社:大日本図書
出版年月:1982/01
価格:¥1260
ちょっとした謎を主人公の男の子ネートが解決していくのですが、大人ものの推理小説と同じようにきちんとヒントも出されてなかなか読みごたえがあります。 事件に出向く前に必ずネートがママに書く手紙が可愛らしいです。話も素敵だけどマーク・シマントの絵がまたステキです。
小学生の時大好きで大好きで 図書室に通ってこのシリーズを読んだものです。 そのなかでも三作目「なくなったかいものメモ」と一作目の「きえたいぬのえ」が 印象に残っていて18歳の頃本屋で購入しました。日本版は全6巻出版されていますが、原書版は安く手に入る上に日本では未だ出版されていないものも多数あるので、私は原書の方も集めています。
○なくなったかいものメモ
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4477162138/nekotabihutat-22)
○きえたいぬのえ
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4477162111/nekotabihutat-22)
○Nate the Great :Nate the Great Detective Stories (Paperback)
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/044046126X/nekotabihutat-22)
○Kidsreads.com:Nate the Greatシリーズタイトル一覧
(http://www.kidsreads.com/series/series-nate-titles.asp)
書籍形体:単行本
著者:マージョリー・W・シャーマット
絵:マーク・シマント
出版社:大日本図書
出版年月:1982/01
価格:¥1260
ちょっとした謎を主人公の男の子ネートが解決していくのですが、大人ものの推理小説と同じようにきちんとヒントも出されてなかなか読みごたえがあります。 事件に出向く前に必ずネートがママに書く手紙が可愛らしいです。話も素敵だけどマーク・シマントの絵がまたステキです。
小学生の時大好きで大好きで 図書室に通ってこのシリーズを読んだものです。 そのなかでも三作目「なくなったかいものメモ」と一作目の「きえたいぬのえ」が 印象に残っていて18歳の頃本屋で購入しました。日本版は全6巻出版されていますが、原書版は安く手に入る上に日本では未だ出版されていないものも多数あるので、私は原書の方も集めています。
○なくなったかいものメモ
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4477162138/nekotabihutat-22)
○きえたいぬのえ
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4477162111/nekotabihutat-22)
○Nate the Great :Nate the Great Detective Stories (Paperback)
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/044046126X/nekotabihutat-22)
○Kidsreads.com:Nate the Greatシリーズタイトル一覧
(http://www.kidsreads.com/series/series-nate-titles.asp)
ISBN:4048535005
書籍形体:単行本
著者:アランジアロンゾ
出版社:角川書店
出版年月:2002/06
価格:¥1260
とても可愛いキャラクターの漫画と写真が載っている絵本です。登場人物として、基本的にわるいキャラクターのひとたちが出ています。わるものとか、うそつきとかが主役級です。でも私がすきなのはもんくたれくんです。なぜかというとそれは文句ばかりたれていて面白いからです。わるいんだけどどこか徹しきれてなかったり、憎めない彼らが好きです。
○わるい本
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048535005/nekotabihutat-22)
書籍形体:単行本
著者:アランジアロンゾ
出版社:角川書店
出版年月:2002/06
価格:¥1260
とても可愛いキャラクターの漫画と写真が載っている絵本です。登場人物として、基本的にわるいキャラクターのひとたちが出ています。わるものとか、うそつきとかが主役級です。でも私がすきなのはもんくたれくんです。なぜかというとそれは文句ばかりたれていて面白いからです。わるいんだけどどこか徹しきれてなかったり、憎めない彼らが好きです。
○わるい本
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048535005/nekotabihutat-22)
ISBN:4062646676
書籍形体:文庫
著者:京極 夏彦
出版社:講談社
出版年月:1999/09
価格:¥1,020
やっと読了。毎日ちょっとずつ読んだので時間は掛かってしまったけれど、話が面白いので長さはあまり感じなかった。前回同様結末に至るまでの描写が中心だったように思える。絡み合っていたいくつかの事実の真相よりも、なぜそういったいくつかの出来事が絡み合ってしまったのかが興味深かった。挿入されている手記のようなもの(読めば何であるかは分かりますが、あえて伏せます)を作品として読んでみたいと思った。この手記(のようなもの)が、覗いてはならぬがちらりと覗いてみたい、と恐いものを見たくなるような感じにさせた。そしてその感じが、匣イコール不気味と思ってしまった所為かなと思った。
探偵榎木津が見えたものを口に出す場面では、既にその時点である程度不穏な予測をし恐怖を感じて身構えていた。身構えていたのだが、行から行へと目を移しつつ息を吸った一瞬の隙に言葉が入り込んできてしまって、ゾッとした。
○魍魎の匣
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062646676/nekotabihutat-22 )
書籍形体:文庫
著者:京極 夏彦
出版社:講談社
出版年月:1999/09
価格:¥1,020
やっと読了。毎日ちょっとずつ読んだので時間は掛かってしまったけれど、話が面白いので長さはあまり感じなかった。前回同様結末に至るまでの描写が中心だったように思える。絡み合っていたいくつかの事実の真相よりも、なぜそういったいくつかの出来事が絡み合ってしまったのかが興味深かった。挿入されている手記のようなもの(読めば何であるかは分かりますが、あえて伏せます)を作品として読んでみたいと思った。この手記(のようなもの)が、覗いてはならぬがちらりと覗いてみたい、と恐いものを見たくなるような感じにさせた。そしてその感じが、匣イコール不気味と思ってしまった所為かなと思った。
探偵榎木津が見えたものを口に出す場面では、既にその時点である程度不穏な予測をし恐怖を感じて身構えていた。身構えていたのだが、行から行へと目を移しつつ息を吸った一瞬の隙に言葉が入り込んできてしまって、ゾッとした。
○魍魎の匣
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062646676/nekotabihutat-22 )
ISBN:4488103030
書籍形体:文庫
著者:ヴァン・ダイン
訳者:井上 勇
出版社:東京創元社
出版年月:1959/06
価格:¥714
初めて読んだのは小学生の頃。小学生向けに簡単に書き直されていた本でしたが、その面白さに夢中になりました。大人になってから文庫版で読み直した時にも、再読にもかかわらずかなり楽しめました。ヴァン・ダインの他の作品はまだ僧正殺人事件しか読んでいませんが、僧正殺人事件よりもグリーン家が好きですね。他の作品もいずれ読むと思います。
○グリーン家殺人事件
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4488103030/nekotabihutat-22)
HP更新履歴:
PHOTOにたべもの&猫の写真追加。
○猫は町から町へ旅をする(ねこたび書店HP)
(http://ntbooks.boo.jp/ )
書籍形体:文庫
著者:ヴァン・ダイン
訳者:井上 勇
出版社:東京創元社
出版年月:1959/06
価格:¥714
初めて読んだのは小学生の頃。小学生向けに簡単に書き直されていた本でしたが、その面白さに夢中になりました。大人になってから文庫版で読み直した時にも、再読にもかかわらずかなり楽しめました。ヴァン・ダインの他の作品はまだ僧正殺人事件しか読んでいませんが、僧正殺人事件よりもグリーン家が好きですね。他の作品もいずれ読むと思います。
○グリーン家殺人事件
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4488103030/nekotabihutat-22)
HP更新履歴:
PHOTOにたべもの&猫の写真追加。
○猫は町から町へ旅をする(ねこたび書店HP)
(http://ntbooks.boo.jp/ )
速読らくらくエクササイズ
2005年3月8日 和書
ISBN:4534038518
書籍形体:単行本
著者:松田 真澄
出版社:日本実業出版社
出版年月:2004/12/09
価格:¥1470
私はここの通信講座を受講しているのですが‥この本も購入しました。この本を先に知っていたならばこの本だけでも良かったかもしれないとか思ってしまった。ついついさぼりがちになる訓練だけど、本書だけで訓練ができるので気軽に続けられそうな気もする。
○速読らくらくエクササイズ
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534038518/nekotabihutat-22)
書籍形体:単行本
著者:松田 真澄
出版社:日本実業出版社
出版年月:2004/12/09
価格:¥1470
私はここの通信講座を受講しているのですが‥この本も購入しました。この本を先に知っていたならばこの本だけでも良かったかもしれないとか思ってしまった。ついついさぼりがちになる訓練だけど、本書だけで訓練ができるので気軽に続けられそうな気もする。
○速読らくらくエクササイズ
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534038518/nekotabihutat-22)
ISBN:4101100012 文庫 小川 未明 新潮社 1961/11 ¥460
これから読みます。魍魎の匣85%。ホームページのことやらPerlの本やら翻訳のことやら‥あれもこれもでちょっとずつしか進みませんが、お話はいよいよ核心に迫り収束に向かっている気配は感じられます。京極堂がいよいよ動いた!ってところで胸が高鳴りました。
○小川未明童話集
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101100012/nekotabihutat-22)
これから読みます。魍魎の匣85%。ホームページのことやらPerlの本やら翻訳のことやら‥あれもこれもでちょっとずつしか進みませんが、お話はいよいよ核心に迫り収束に向かっている気配は感じられます。京極堂がいよいよ動いた!ってところで胸が高鳴りました。
○小川未明童話集
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101100012/nekotabihutat-22)
ISBN:4003106210 文庫 三好 達治 岩波書店 1981/01 ¥798
すきです。
○萩原朔太郎詩集
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4003106210/nekotabihutat-22)
すきです。
○萩原朔太郎詩集
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4003106210/nekotabihutat-22)
三びきのこぶた:イギリス昔話
2005年3月5日 和書
ISBN:4834000974
訳:瀬田貞二
画:山田三郎
出版社:福音館書店
出版年月:1967/04
価格:¥780
短く平和的に編集されている一般的な「さんびきのこぶた」ではなく、三番目の豚と狼の熱い知恵比べが繰り広げられる大人でも楽しめるさんびきのこぶたです。ついツッコミを入れたくなる結末にも納得。
<(さんびきのこぶたなれど)ネタバレ注意>
上の兄豚二頭はあえなく撃沈、狼に食べられてしまいます。そして三番目の末豚とオオカミの戦いはご存じのように末豚くんが勝利致します。そして最後に末豚くんはオオカミをグツグツ煮て食べてしまいます。ここツッコミが入るポイントになると思います。絵本の最後にはすばらしい挿絵で、末豚くんの後ろの方に小さな二つの十字架が‥。訳も画も本当にすばらしく、私はこの三びきのこぶたが今まで読んだ中では一番好きですね。面白いですし‥。
○三びきのこぶた―イギリス昔話こどものとも傑作集
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4834000974/nekotabihutat-22)
○三びきのこぶたこどものとも劇場:50cmの大型本
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4834014797/nekotabihutat-22)
HP更新履歴:
PHOTOにウーパールーパーの写真追加。
○猫は町から町へ旅をする(ねこたび書店HP)
(http://ntbooks.boo.jp/ )
訳:瀬田貞二
画:山田三郎
出版社:福音館書店
出版年月:1967/04
価格:¥780
短く平和的に編集されている一般的な「さんびきのこぶた」ではなく、三番目の豚と狼の熱い知恵比べが繰り広げられる大人でも楽しめるさんびきのこぶたです。ついツッコミを入れたくなる結末にも納得。
<(さんびきのこぶたなれど)ネタバレ注意>
上の兄豚二頭はあえなく撃沈、狼に食べられてしまいます。そして三番目の末豚とオオカミの戦いはご存じのように末豚くんが勝利致します。そして最後に末豚くんはオオカミをグツグツ煮て食べてしまいます。ここツッコミが入るポイントになると思います。絵本の最後にはすばらしい挿絵で、末豚くんの後ろの方に小さな二つの十字架が‥。訳も画も本当にすばらしく、私はこの三びきのこぶたが今まで読んだ中では一番好きですね。面白いですし‥。
○三びきのこぶた―イギリス昔話こどものとも傑作集
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4834000974/nekotabihutat-22)
○三びきのこぶたこどものとも劇場:50cmの大型本
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4834014797/nekotabihutat-22)
HP更新履歴:
PHOTOにウーパールーパーの写真追加。
○猫は町から町へ旅をする(ねこたび書店HP)
(http://ntbooks.boo.jp/ )
ISBN:4883066495
書籍形体:単行本
著者:遠藤 望森
出版社:新風舎
出版年月:1995/12
価格:¥1,326
何度読んでも可愛くて笑える。墨で書かれた渋いけれど可愛い絵に、物語は哲学的でなにやら奥深い雰囲気。
○きちきち四世
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4883066495/nekotabihutat-22)
○きちきち五世 ←’99年には続編が
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797411589/nekotabihutat-22)
HP更新履歴:
読書記録に4冊追加
前のHPで設置していたゲームプチミリー4を設置
簡易版に2004年の記録2005年2月までの記録を更新。
○猫は町から町へ旅をする(ねこたび書店HP)
(http://ntbooks.boo.jp/)
書籍形体:単行本
著者:遠藤 望森
出版社:新風舎
出版年月:1995/12
価格:¥1,326
何度読んでも可愛くて笑える。墨で書かれた渋いけれど可愛い絵に、物語は哲学的でなにやら奥深い雰囲気。
○きちきち四世
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4883066495/nekotabihutat-22)
○きちきち五世 ←’99年には続編が
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797411589/nekotabihutat-22)
HP更新履歴:
読書記録に4冊追加
前のHPで設置していたゲームプチミリー4を設置
簡易版に2004年の記録2005年2月までの記録を更新。
○猫は町から町へ旅をする(ねこたび書店HP)
(http://ntbooks.boo.jp/)
完訳 グリム童話集〈3〉
2005年3月3日 和書
ISBN:4003241339
書籍形体:文庫
著者:ヤコブ&ウィルヘルム グリム
訳者:金田 鬼一
出版社:岩波書店
出版年月:1979/01
価格:¥693
この中の”三人軍医”が読みたくて買いました。腕のいい外科医がその実力を証明するためにそれぞれ、手と目玉2つと心臓をとって明朝元通りにすると言います。3人の手と目玉2つと心臓を預かった家の女中が戸棚の鍵を閉め忘れ、飼い猫に全部持っていかれてしまうのです。その後の結末は読んでからのお楽しみ。小さい頃このお話を聞いたことがある・・と思い出してから、もう一度読みたくなり探しました。グリム童話だったかどうかも不確かでしたが、何とか手に入れることが出来てほっと一安心。どっかでこういうお話聞いたことあるんだけど、それが何なのかわからないということが結構ありますよね。恩田陸の「禁じられた楽園」に出てくる「探し屋」に頼みたいかも。
○完訳 グリム童話集〈3〉
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4003241339/nekotabihutat-22)
書籍形体:文庫
著者:ヤコブ&ウィルヘルム グリム
訳者:金田 鬼一
出版社:岩波書店
出版年月:1979/01
価格:¥693
この中の”三人軍医”が読みたくて買いました。腕のいい外科医がその実力を証明するためにそれぞれ、手と目玉2つと心臓をとって明朝元通りにすると言います。3人の手と目玉2つと心臓を預かった家の女中が戸棚の鍵を閉め忘れ、飼い猫に全部持っていかれてしまうのです。その後の結末は読んでからのお楽しみ。小さい頃このお話を聞いたことがある・・と思い出してから、もう一度読みたくなり探しました。グリム童話だったかどうかも不確かでしたが、何とか手に入れることが出来てほっと一安心。どっかでこういうお話聞いたことあるんだけど、それが何なのかわからないということが結構ありますよね。恩田陸の「禁じられた楽園」に出てくる「探し屋」に頼みたいかも。
○完訳 グリム童話集〈3〉
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4003241339/nekotabihutat-22)
ISBN:4062646676 文庫 京極 夏彦 講談社 1999/09 ¥1,020
40%読了。途中チビリそうなほど、というのは明らかに誇張表現ですが、とにかく恐いところがあった。旧仮名遣いが恐さを増幅させている。匣にまつわる今のところそれほど関係がないように見える出来事がいくつか勃発している。いったいどーなるんだろう。
○魍魎の匣
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062646676/nekotabihutat-22)
40%読了。途中チビリそうなほど、というのは明らかに誇張表現ですが、とにかく恐いところがあった。旧仮名遣いが恐さを増幅させている。匣にまつわる今のところそれほど関係がないように見える出来事がいくつか勃発している。いったいどーなるんだろう。
○魍魎の匣
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062646676/nekotabihutat-22)
ISBN:4101369186
書籍形体:文庫
著者:宮部 みゆき
出版社:新潮社
出版年月:1998/01
価格:¥900
宮部みゆき「火車」読書中。突然失踪した婚約者の足取りを辿るうちに、思いもよらない事実が明るみになってきました。とても面白い。前回読んだ「理由」のときもそうだったが、社会のシステムの落とし穴を題材にしているため、社会のシステムの勉強になる。‥‥そのままですが。たとえば「理由」だったら競売物件のこととか。
火車60%読了。目が相変わらず痛くて頭も痛くて、ちょっぴり憂鬱。寝ないで良い体と何百万文字読んでも疲れない目が欲しい。
読了。ミステリにはあまり見受けられない最後が印象的。本当面白かったし勉強になった。今回の作品は21日に書いたメモ以上のことは言えないですね。事実が明るみになる段階も面白さのうちだと思いますので。宮部みゆきはこれでレベル7と理由と火車の3冊を読んだことになりましたが、今回のが一番好きです。
読書経過メモのコピペでございます。
○火車
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101369186/nekotabihutat-22)
書籍形体:文庫
著者:宮部 みゆき
出版社:新潮社
出版年月:1998/01
価格:¥900
火車【かしゃ】火がもえている車/生前に悪事をした亡者をのせて地獄に運ぶという。ひのくるま。
宮部みゆき「火車」読書中。突然失踪した婚約者の足取りを辿るうちに、思いもよらない事実が明るみになってきました。とても面白い。前回読んだ「理由」のときもそうだったが、社会のシステムの落とし穴を題材にしているため、社会のシステムの勉強になる。‥‥そのままですが。たとえば「理由」だったら競売物件のこととか。
火車60%読了。目が相変わらず痛くて頭も痛くて、ちょっぴり憂鬱。寝ないで良い体と何百万文字読んでも疲れない目が欲しい。
読了。ミステリにはあまり見受けられない最後が印象的。本当面白かったし勉強になった。今回の作品は21日に書いたメモ以上のことは言えないですね。事実が明るみになる段階も面白さのうちだと思いますので。宮部みゆきはこれでレベル7と理由と火車の3冊を読んだことになりましたが、今回のが一番好きです。
読書経過メモのコピペでございます。
○火車
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101369186/nekotabihutat-22)
ISBN:4579404041
書籍形体:単行本
著者:フジモト マサル
出版社:文化出版局
出版年月:2001/05
価格:¥1,050
昨日UPした「三匹の羊と帽子をかぶった紳士」と本作は全く持って少しも関係はありません。ただただ『ウール100%』つながりということで…。フジモトマサル公式HPにアップされている日記がいつも面白くて楽しみにしています。
○ウール100%
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4579404041/nekotabihutat-22)
○フジモトマサルの仕事:公式HP
(http://www.fujimotomasaru.jp/)
書籍形体:単行本
著者:フジモト マサル
出版社:文化出版局
出版年月:2001/05
価格:¥1,050
昨日UPした「三匹の羊と帽子をかぶった紳士」と本作は全く持って少しも関係はありません。ただただ『ウール100%』つながりということで…。フジモトマサル公式HPにアップされている日記がいつも面白くて楽しみにしています。
○ウール100%
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4579404041/nekotabihutat-22)
○フジモトマサルの仕事:公式HP
(http://www.fujimotomasaru.jp/)
ISBN:4003250710
書籍形体:文庫
著者:コルネイユ
訳者:岩瀬 孝
出版社:岩波書店
出版年月:2001/09
価格:¥693
嘘つき男が舞台を夢見る話ではなく、「嘘つき男」と「舞台は夢」の古典喜劇2篇が収録された本です。古典喜劇の手法や面白さって現在の漫才やコントに受け継がれているんだなぁと思いました。作品中では見事なボケとツッコミが既に確立されていました。300年以上も昔の作品なのにまるで現代のコントの様だわと読みながら爆笑しつつ、ある種のユーモアのセンスは万国共通しかも世代はおろか時代の壁だって越えるのだなーとひとりで頷いていました。爆笑問題の本を読んでいるみたいでした。
嘘つき男
法律を修めパリへ戻った貴族の息子ドラントとドラントに仕えるクリトンの会話。最初は「旦那さま」とか「おっしゃっているかおわかりなんですか?」などと敬語なのに、次には突然「ええ、癪に障る!」と言っちゃってるクリトンとか言われてるドラントが面白い。ドラントは美しい女性を手に入れようと口を開けば嘘八百並べ立てるほら吹き貴族。
舞台は夢
厳しすぎる躾けに家を飛び出してしまった息子の行方を探す父親の願いをある魔術師が聞き入れ、息子が家出後どのような人生を歩んだのかを映し出す幻影物語。幻影による物語の途中で登場する、父親の息子が仕えるマタモールというほら吹き隊長が愛すべきキャラクターをしています。愛する人に会うためにその女性の家の前までやってきたマタモールですが、彼女の父親に反対され今度目の前に現れたら腕っぷしの強い下僕たちがお相手しますよと言われてしまったのです。家の前でマタモールは何か物音がする度に恐怖に震え、一人つぶやいています。
○嘘つき男・舞台は夢
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4003250710/nekotabihutat-22)
書籍形体:文庫
著者:コルネイユ
訳者:岩瀬 孝
出版社:岩波書店
出版年月:2001/09
価格:¥693
嘘つき男が舞台を夢見る話ではなく、「嘘つき男」と「舞台は夢」の古典喜劇2篇が収録された本です。古典喜劇の手法や面白さって現在の漫才やコントに受け継がれているんだなぁと思いました。作品中では見事なボケとツッコミが既に確立されていました。300年以上も昔の作品なのにまるで現代のコントの様だわと読みながら爆笑しつつ、ある種のユーモアのセンスは万国共通しかも世代はおろか時代の壁だって越えるのだなーとひとりで頷いていました。爆笑問題の本を読んでいるみたいでした。
嘘つき男
クリトン:(ドラントの耳もとに)
旦那さま、何をおっしゃっているかおわかりなんですか?
ドラント:だまれ!これ以上差出口を利くと……
クリトン:ええ、癪に障る!黙って、こんな出鱈目を拝聴するのか。
法律を修めパリへ戻った貴族の息子ドラントとドラントに仕えるクリトンの会話。最初は「旦那さま」とか「おっしゃっているかおわかりなんですか?」などと敬語なのに、次には突然「ええ、癪に障る!」と言っちゃってるクリトンとか言われてるドラントが面白い。ドラントは美しい女性を手に入れようと口を開けば嘘八百並べ立てるほら吹き貴族。
聞かされた話は、みんな嘘の百曼陀羅(ひゃくまんだら)。と言われてしまう程のドラントの嘘っぷりにも呆れて笑ってしまいますが、クリトンのツッコミがすばらしい。クリトンのツッコミなくしてこの作品は成り立たないと思います。ドラントの嘘で捩じれて捩じれ曲がって捏ねくり回されてしまった事実がどういう結末を迎えるのかにも注目。
舞台は夢
厳しすぎる躾けに家を飛び出してしまった息子の行方を探す父親の願いをある魔術師が聞き入れ、息子が家出後どのような人生を歩んだのかを映し出す幻影物語。幻影による物語の途中で登場する、父親の息子が仕えるマタモールというほら吹き隊長が愛すべきキャラクターをしています。愛する人に会うためにその女性の家の前までやってきたマタモールですが、彼女の父親に反対され今度目の前に現れたら腕っぷしの強い下僕たちがお相手しますよと言われてしまったのです。家の前でマタモールは何か物音がする度に恐怖に震え、一人つぶやいています。
やつらが見えた、今度こそ本物だ。もうだめだ、死ぬしかない。
○嘘つき男・舞台は夢
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4003250710/nekotabihutat-22)
土曜ソリトン サイドBリターンズ
2005年2月20日 和書
ISBN:4893665472
出版形体:単行本(ソフトカバー)
編者:高野 寛
出版社:アスペクト
出版年月:1996/07
価格:¥1427
高校生の頃好きだった番組「土曜ソリトンサイドB」が書籍にまとめられたもので、番組終了後に発売された本だったと思います。私は緒川たまきが好きだったのでソリトンを楽しみに見ていたのですが、毎回ビデオに録っていなかったのです。それで最終回の後に放送された総集編をビデオに保存用として録画したはずだったのに、いつのまにか消えていたのにはショックでした。どこへいったんだ!?悔やんでも悔やみきれんけれどもどう考えても痛恨です。書籍版ではテイ・トウワ、坂本龍一、高橋幸宏、久住昌之、塚本晋也、利重剛、京極夏彦、糸井重里、堀井雄二etcとても豪華なゲストのインタビューが収録されています。不思議なのが京極夏彦のことをこのテレビを観ていた当時はいまいち認識してなかったことですね。様々なところで見知ってはいたものの、国内ノミステリ作家の作品を読んだことがなかったので、変わった格好をした人だけれど作家なんだ‥程度の感想でした。だから最近この本を本棚の底からひっぱりだしてみてびっくり。ソリトンに出演していたんだ、と。
不思議なテンポと間を持った高野寛と緒川たまきの二人が、毎回模索しつつ(そんな印象を受けたのです)司会をしていたのが印象的で、ほのぼのとした感じが好きでした。穏やかーな番組だったなぁ‥もう一度ぜひ復活してほしいなと切に願うばかりです。せめて再放送でも‥
出版形体:単行本(ソフトカバー)
編者:高野 寛
出版社:アスペクト
出版年月:1996/07
価格:¥1427
高校生の頃好きだった番組「土曜ソリトンサイドB」が書籍にまとめられたもので、番組終了後に発売された本だったと思います。私は緒川たまきが好きだったのでソリトンを楽しみに見ていたのですが、毎回ビデオに録っていなかったのです。それで最終回の後に放送された総集編をビデオに保存用として録画したはずだったのに、いつのまにか消えていたのにはショックでした。どこへいったんだ!?悔やんでも悔やみきれんけれどもどう考えても痛恨です。書籍版ではテイ・トウワ、坂本龍一、高橋幸宏、久住昌之、塚本晋也、利重剛、京極夏彦、糸井重里、堀井雄二etcとても豪華なゲストのインタビューが収録されています。不思議なのが京極夏彦のことをこのテレビを観ていた当時はいまいち認識してなかったことですね。様々なところで見知ってはいたものの、国内ノミステリ作家の作品を読んだことがなかったので、変わった格好をした人だけれど作家なんだ‥程度の感想でした。だから最近この本を本棚の底からひっぱりだしてみてびっくり。ソリトンに出演していたんだ、と。
不思議なテンポと間を持った高野寛と緒川たまきの二人が、毎回模索しつつ(そんな印象を受けたのです)司会をしていたのが印象的で、ほのぼのとした感じが好きでした。穏やかーな番組だったなぁ‥もう一度ぜひ復活してほしいなと切に願うばかりです。せめて再放送でも‥
ISBN:4087744639
書籍形体:単行本
著者:恩田 陸
出版社:集英社
出版年月:2000/07
価格:¥1,575
4人の男の子の光の部分と闇の部分が描かれていた。光の部分は誰にも汚すことが出来ないキラキラした世界で、闇の部分は少年が抱えている暗い現実。光の部分と闇の部分を一つにすることが出来た時、少年達は何かを乗り越え克服した後の様に少し大人の顔になるのだろう。
読み終えてみると、怖さは消えていた。読んでいる時に感じたあのすさまじい恐怖はなんだったのか。今考えるとそれは、人間の闇の部分の怖さだった気がする。表に現れないけれど読んでいて感じる暗い感情だったのかな。悪態をついて分かりやすい嘘を吐く子と、優しそうに笑いながら平気で嘘を吐く子だったら、私は笑いながら平気で嘘を吐く子の方が怖い。
ネバーランドは男の子のものだってイメージがあるなぁ。女の子には分からないキラキラと輝いている永遠の世界。年を取ってもいつまでも色あせないネバーランドが、この時を一緒に過ごした仲間のなかには存在し続ける。 こういう風に言うのはあまり好きじゃないけれど、漫画「ここはグリーンウッド」に厳しい現実がプラスされた話のような気がした。わたしはこの漫画も大好き。
○ネバーランド
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087744639/nekotabihutat-22)
書籍形体:単行本
著者:恩田 陸
出版社:集英社
出版年月:2000/07
価格:¥1,575
4人の男の子の光の部分と闇の部分が描かれていた。光の部分は誰にも汚すことが出来ないキラキラした世界で、闇の部分は少年が抱えている暗い現実。光の部分と闇の部分を一つにすることが出来た時、少年達は何かを乗り越え克服した後の様に少し大人の顔になるのだろう。
読み終えてみると、怖さは消えていた。読んでいる時に感じたあのすさまじい恐怖はなんだったのか。今考えるとそれは、人間の闇の部分の怖さだった気がする。表に現れないけれど読んでいて感じる暗い感情だったのかな。悪態をついて分かりやすい嘘を吐く子と、優しそうに笑いながら平気で嘘を吐く子だったら、私は笑いながら平気で嘘を吐く子の方が怖い。
ネバーランドは男の子のものだってイメージがあるなぁ。女の子には分からないキラキラと輝いている永遠の世界。年を取ってもいつまでも色あせないネバーランドが、この時を一緒に過ごした仲間のなかには存在し続ける。 こういう風に言うのはあまり好きじゃないけれど、漫画「ここはグリーンウッド」に厳しい現実がプラスされた話のような気がした。わたしはこの漫画も大好き。
○ネバーランド
(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087744639/nekotabihutat-22)